柿渋について

柿渋の新しい利用
柿渋消臭剤の開発経緯

1970年当時、それまで香料の研究開発に従事しておりましたが、これらの柿渋の機能効果に着目し、消臭への利用を試みることとなりました。第二次世界大戦後、我が国は高度経済成長を成し遂げ、人々の生活水準は著しく向上しましたが、一方で環境汚染が発生し、悪臭も激増しました。

人間の嗅覚は生存上必要欠くことの出来ない動物のそれとでは比較になりませんが、知能の発達している人間にとって嗅覚は、生活環境の良し悪しを決める上で非常に大切な感覚の一つと言えます。そもそも人間は嗅覚に感じるもののうち、快く感じるものを『香り』とし、不快に感じるものを『悪臭』として区別してきました。

そして、この『悪臭』を取り除くために古来より様々な方法が工夫されてきました。特に明治年代以降になって、芳香性材料すなわち好調が開発されてに及び『悪臭』は香料のマスキングによって不快感を減殺し、生活環境を快適なものにするよう工夫され、香粧品、食品のマスキング材料として地歩を固め、近代産業における重要な原料の一つとなっていましたが、私は悪臭を香料でマスキングすることに限界を感じ、『悪臭そのものを減殺する』ことに着眼し、悪臭源を研究の対象とし、有効にして安全な消臭剤の開発に専念することとなります。

消臭効果を有する数多くの天然資源を発見し実用化をかはる中で、効果が極めて高く安全無害な『柿渋』と出会うこととなりました。『柿渋』がこれまで述べてきたような効果がありながら、消臭利用ということがなされてこなかったのか、従来『柿渋』は塗・染料として使われることから色を持ち、発酵をして作られるため、独特のニオイをもつこと、また製品としての安定性を欠くことから商品化がなされてきませんでした。

研究の結果、その製造過程において化学処理を避けて、主として物理的処理を採用することに時間と工夫を要しましたが、これらの問題をクリアし、『柿の搾汁を有効成分とした消臭製剤』として1992年に特許の承認が得られ確たるものとなりました。(特許1707185号)

柿渋消臭剤について

特徴・消臭原理と高い効果

消臭というものの考え方については一括りに言われることの多いものですが、大別すると次の4点があげられます。

1、感覚的消臭法

方法:悪臭成分よりも、より強い芳香成分により、もとの悪臭を感じさせなくする方法
問題点:臭い物質は残算するため根本的解決にはならない。香料に個人の好き嫌いがある。臭気と芳香成分の混在により複合臭、新たな臭気の発生源となる。
使用例:各種香水・消臭・芳香剤など

2、物理的消臭法

方法:活性炭や活性炭繊維などを使って、悪臭成分を物理的に吸着させる方法。
問題点:効果を発揮するのに時間がかかる。吸着能力に限界がある。吸着成分の再放出など。
使用例:活性炭・各種フィルター

3、生物的消臭法

方法:微生物の分解能力を利用する方法。
問題点:効果を発揮するのに時間がかかる。水分、湿度、ph、栄養管理などが必用。多種類の悪臭に対応できない。微生物自身からの悪臭が出ることもある。
使用例:浄化槽・糞尿処理施設・バイオ系消臭剤など。

4、科学的消臭

方法:植物抽出物の化学反応を利用し悪臭成分を臭いのない成分に変化させる方法。持続性、安全性に優れる。
問題点:一般的には中和反応を利用するため『酸性臭』、『アルカリ臭』のどちらかの悪臭しか対応していない。
使用例:消臭剤

●柿タンニン消臭剤は、植物抽出物を利用した科学的消臭の原理を利用したものに分類されます。

科学的消臭の欠点といわれていた、『酸性臭』、『アルカリ臭』のどちらかにしか対応しないという問題もクリアし、汗、体臭などのニオイの主な原因となり悪臭の代表的存在といえるアンモニア(アルカリ性)をはじめ、口臭の原因の一つとなり、生ゴミなどのニオイの原因ともなり卵の腐ったようなニオイに例えられる硫化水素(酸性)、タバコのニオイに含まれるアセトアルデヒド(中性)、魚の腐敗臭、野菜の腐敗臭などに例えられるトリメチルアミン(アリカリ性)、メチルメルカプタン(酸性)など各種悪臭成分に対し消臭効果を示します。


柿渋の今

柿渋消臭剤の持つ力は、安心・安全で効果の高いものが求められる今、家庭用の消臭スプレーなどから始まり、化粧品の原料として、また業務用の世界では病院や介護施設、学校、飲食店や宿泊施設などの人の集う公共的な場所での利用、石油プラントなどの工業の分野など非常に多方面での利用がされ高い評価を得ることとなりました。

現在では、消臭利用として以外のの用途でも広く可能性を持つ『柿渋』は、工業の世界にも広く環境対策が叫ばれる中、メッキに使われる代替品として、柿タンニンと鉄の反応を利用した新たな防錆塗料としての活躍が期待されており研究開発を進めております。

又、近年では花粉症のアレルゲンに対し有効であるということの証明を受け、花粉症でお悩みの方に向けたスプレー商品を開発。今後においてもマスクやサプリメントなどへの対応にも期待が持てます。

柿タンニンについては

●食品として1989年に社団法人東京食品技術研究所の試験で確認。
●皮膚に対する安全性は1986年に大阪府立公衆衛生研究所、1987年に日本産業皮膚衛生協会で確認。
●1995年に財団法人日本食品分析センターの安全性確認。
●食品添加物の規格、基準を含む食品規格を制定する作業を行っている、FAO(国際連合食料農業機関)とWHO(世界保健機構)合同の国際食品規格委員会の食品添加物専門委員会において安全性評価が行われ『ADI(1日摂取量)は特定されない。』とされている。

以上のことから『柿タンニン』は、現在の各種機関においても安全性についての確認が行われております。

何よりも歴史がその安全性と機能・効果を証明してきており、日本の先人達の知恵により育ち親しまれてきた『柿渋』。この文化と有用性が広く知られ役立てる事が出来ればと考えると共に、この素材の新たな活用法、可能性についてこれからも研究を進めて行ければと考えます。

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